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子供のスマホ利用と学力低下の関係性

2015/09/02


最近は、子供がスマホを利用することにより、学力が低下してしまうことが問題視されているようです。ここでは、子供のスマホ利用時間と学力低下の関係性などについてご紹介します。

 

子供はどれくらいスマホを使っているか

子供がスマホを利用する時間は、一体どれくらいなのでしょうか?総務省が発表している「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(2014年)」によると、10代のスマホの利用時間は平日で1日平均119分、休日で1日平均194分となっています。この数値はあくまで平均なので、実際にはもっと多くの時間、スマホを使っている子供もたくさんいるでしょう。

 

スマホが原因で子供の学力が低下するって本当?

東北大学の研究グループが、子供が平日にスマホで通信アプリを使用すると、学力が低下するという解析結果を発表しました。解析結果によると、たとえ勉強時間が同じでも、通信アプリを使用している時間が長い子供は、使用時間が短い子供より学力が低かったそうです。

 

具体的にお伝えすると、スマホを持っていない子供と、毎日スマホを2~3時間使う子供とを比べると、勉強時間がほとんど変わらないにも関わらず、テストの平均点が10点以上違うという結果になったそうです。

 

これは、「スマホも使っているけれど、その分しっかり勉強もしているから大丈夫」という考え方を覆す結果で、単に勉強時間が削られるから学力が低下するというわけではないことを証明していると言えます。もちろん、時間は限られていますから、スマホを使う時間が長いと勉強できる時間が必然的に減るのも事実です。学力低下させないためには、スマホの利用時間を制限することが有効な手段と言えます。

 

ほかにもある!スマホの長時間利用によるデメリット

スマホの使い過ぎによる学力低下は言うまでもありませんが、ほかにはどのような弊害があるのでしょうか。以下で、スマホの長時間利用によるデメリットをいくつか挙げていきます。

 

◇睡眠不足になる

平日でも夜遅くまでスマホを使うことで、慢性的な睡眠不足となった場合、「朝起きられない」、「日中もボーっとする」などの症状が現れると言われています。

 

◇ストレスが溜まる

スマホでSNSを使う子供は多く、同級生や友人とのやり取りが、学校以外の場所でも行われるため、自宅へ帰ってからも拘束されてしまいがちです。最近は「SNS疲れ」という言葉もあるように、「友達から連絡がきたらすぐに返事をしなければいけない」、「友達が多いと思われる投稿をしたい」と考えてしまい、ストレスを感じる子供が増えています。

 

◇コミュニケーション力が低下する

人対人で話す機会が減り、コミュニケーション力が身に付かなくなる危険性があります。画面上だけでやり取りすることが増えるため、平気で人を中傷したり、人を思いやる意識が低下したりすることに繋がるかもしれません。

 

◇トラブルに巻き込まれる可能性が増える

知らない人とSNSで繋がって犯罪やトラブルに巻き込まれたり、いつの間にかいじめの加害者や被害者になってしまったりした際に、子供はまだ大人の対応ができません。スマホを使う時間が長ければ長いほど、このようなトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。

 

このように、スマホの長時間利用には学力低下をはじめとするさまざまなデメリットがあるとされています。そのため、子供にスマホを長時間使わせないために、ルールを作ったり子供に教育したりするなどして、制限を作ることが大切です。