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親のスマホの使いすぎに注意!子どもに与える悪影響とは?

2022/05/18


現代の生活において、もはやなくてはならないほどの存在となったスマートフォン。

子育てについての情報を簡単に調べられたり、SNSで子育ての情報交換や交流、

また買い物で割引につながるクーポンを使えたりなど、子育てをする人にとって多くの時間でスマートフォンは重宝します。


しかし、親のスマートフォンの使いすぎが、子どもにとって悪影響となることもあります。

その例のひとつが「スマホネグレクト」です。

本記事では「スマホネグレクト」について解説します。


▼スマホネグレクトとは?

「スマホネグレクト」とは、親がスマートフォンに夢中になることで、子どもを放置したり、無視してしまうことです。

例えば、SNSで交流しているときはタイムラインを追うことや通知に気を取られたり、アプリをしているときは操作に集中してしまいます。

そのような時、子どもから声をかけられても上の空になってしまったり、「あとにして」といった、なおざりな対応をとってしまったりします。

このように意図していなくとも子どものことを無視し、関心が行き届いてないことが「スマホネグレクト」とよばれ、

育児において問題になっている事柄のひとつです。


▼スマホネグレクトの問題点とは?

「スマホネグレクト」の問題点は、なによりも子どもの成長に悪影響を与えてしまうことです。

特に指摘されるのが、子どもの愛着障害を引き起こしてしまうという点です。


愛着障害とは、親をはじめとする特定の養育者との愛着形成に問題が生じる状態のことです。

愛着障害を抱えている子どもは、自己肯定感の低下や自立心や社会性の発達に問題を抱えたりと、

心理面のみならず将来の対人関係の悪影響につながることが指摘されています。


子どもが育つときには、養育者とのコミュニケーションによって気持ちのつながりが強まります。

子どもが安心できる居場所が存在することで、生理的欲求が満たされ信頼関係やきずなが生まれ、これを基盤に社会性が発達するのです。

しかし、親がスマートフォンに集中することで、子どもは安心した精神性を育むことができず、愛着障害につながってしまいます。


また「スマホネグレクト」の別の問題点として、親が無自覚であることも挙げられます。

「ネグレクト」というと育児放棄の印象がつよく、また児童虐待と広く知られているため問題意識を持っている方がほとんどだと思います。

「スマホネグレクト」の場合は子育て自体はしっかり行っているため、

スマートフォンへの集中が子どもに対して悪影響を与えている自覚がありません。


▼まとめ

スマートフォンの使いすぎは、使用者の睡眠不足といったデメリットに目を当てられがちです。

しかし、子育てをしている親にとっては、さらなる悪影響をはらんでいます。


子どもの成長のためにも、スマートフォンの使いすぎには注意しましょう。


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