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家庭でできるネットリテラシー教育。子どもと一緒に学びましょう!

2022/09/14



子どもによるインターネットの利用が当たり前になっている昨今、ネットリテラシー教育の重要性が増しています。

この記事では、ネットリテラシー教育が必要な理由や、教育をしないことで引き起こされる問題、そして基本的なネットリテラシーについて、詳しく解説します。


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目次

1,ネットリテラシーとは

2,なぜネットリテラシー教育が必要なのか

3, ネットリテラシーの低さで引き起こされる問題

 3-1, デマを信じてしまう

 3-2, セキュリティが甘くなってしまう

 3-3, 個人情報などを安易に書き込んでしまう

 3-4, SNSで人間関係のトラブルに巻き込まれる

4,子どもと一緒に学ぶ、基本的なネットリテラシー

 4-1, 個人が特定できる情報を安易に書き込まない

 4-2, ネット上の情報を鵜呑みにしない

 4-3, 信用性が低い情報をネットに書き込まない

 4-4, スマホの利用ルールを定める

まとめ

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1,ネットリテラシーとは

ネットリテラシーとは、インターネット・リテラシーの略語です。

リテラシーには「使いこなす」という意味があり、ネットリテラシーとは適切にインターネットを使いこなせる能力を指します。インターネットは、非常に多くの知識をすぐ手に入れられるためとても便利な反面、全ての情報が正しいものとは限りません。

現在では、インターネットで起こる事象を正しく理解して対処できる能力や、危険性に対する知識、ネット上における倫理や道徳(モラル)などをひっくるめて、ネットリテラシーと呼ばれています。



2,なぜネットリテラシー教育が必要なのか

子どもへのネットリテラシー教育が必要な理由は、現代ではリスクを正しく理解した上で、インターネットを安全に使える能力が必要不可欠だからです。もはや、小学生や中学生でも当たり前にインターネットを使う時代です。

しかし、世の中のことをよく分かっていない子どもが、正しい知識を持たないままインターネットを利用すると、大きなトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。

内閣府の「令和3年度・青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学3年生までに9割を超える子どもがインターネットを使っています。小学校に入学すると同時に1人1台のデジタル端末が配布されますし、中学生に進級すると、ほとんどの子どもが自分専用のスマホを所有するようになるというデータもあります。

したがって、ネットリテラシーは子どもの教育上欠かせないものであり、その時期についても小学校低学年から始めていく必要があるのです。



3, ネットリテラシーの低さで引き起こされる問題

では、ネットリテラシーが低いことで、どんな問題が引き起こされるのでしょうか。


3-1, デマを信じてしまう

インターネットには噂や虚偽など、正しくない情報も氾濫しています。

ネットリテラシーが低いと、これらの情報をすぐに信じてしまい、人を傷つけたり嘘の情報を拡散させてしまったりするのです。


3-2, セキュリティが甘くなってしまう

ネットリテラシーが低い子どもは、無料だからと怪しげなアプリをダウンロードしてしまったり、差出人不明のメールに記載されたURLを闇雲に開いてしまったりするでしょう。

これによって、コンピューターウイルスの感染や、詐欺に引っかかって金銭的なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。


3-3, 個人情報などを安易に書き込んでしまう

自分のプライベート情報を投稿すると、個人を特定され、空き巣やストーカーの被害に合ってしまいます。
逆に、他人の個人情報を勝手に晒してしまうと、肖像権の侵害など、法的責任が問われる可能性があるのです。
もちろん、知らなかったでは済まされません。


3-4, SNSで人間関係のトラブルに巻き込まれる

ネットリテラシーが低いと、SNS上で相手の立場を考えず謗中傷の書き込みをしてしまい、ネットいじめや炎上につながってしまう恐れがあります。
また、見知らぬ相手と連絡を取り合うようになって、性犯罪などに巻き込まれてしまうケースもあり得るのです。



4,子どもと一緒に学ぶ、基本的なネットリテラシー

ここからは、トラブルに巻き込まれないようにするための基本的なネットリテラシーについて、子どもと一緒に学んでいきましょう。


4‐1, 個人が特定できる情報を安易に書き込まない

住所や名前だけではなく、何気なくアップロードした写真から、個人が特定されることもあります。
中には、セルフィーの瞳に写り込んだ風景とコメントから居場所を知られ、ストーカー被害に発展した事件も起きていますので、細心の注意が必要です。


4-2, ネット上の情報を鵜呑みにしない

学習で調べ物をする際、インターネットを使うこともあるでしょう。
その際は、大手企業や公的機関といった信ぴょう性の高いサイトから、できる限り多くの情報を集めるようにしましょう。時にはネットから離れ、あえて本や文献で調べてみるのもいいかもしれません。


4-3, 信用性が低い情報をネットに書き込まない

デマを信じて、嘘の情報をそのままネットに書き込むことで、他人を傷つけてしまい、いつの間にか加害者になってしまうケースも散見されます。
少しでも疑問に思った情報は闇雲に拡散せず、信頼できるサイトや本などから裏を取りましょう。


4-4, スマホの利用ルールを定める

SNSについては、インストールするアプリを保護者が確認する、スマホの利用時間や場所をあらかじめルールとして定めておく、などの対策が有効でしょう。また、知らない人とのメッセージ交換は避けるよう子どもに徹底するとともに、スマホ管理アプリやフィルタリングソフトの導入も検討しましょう。

なお、文部科学省のサイトでは、情報モラルの啓発活動としてリーフレットを公開しています。小学校低学年用、小学校高学年・中学生用と年齢別に制作されているので、活用するといいでしょう。




まとめ

今回は、ネットリテラシー教育が必要な理由や、教育をしないことで引き起こされる問題、そして基本的なネットリテラシーについて解説しました。

ネットリテラシーとは、インターネットを適切に使いこなせる能力です。子どものネットリテラシーが低いと、さまざまなトラブルに巻き込まれる恐れがあります。リスクを最小限にするためにも、子どもとよく話し合ってルールを作成し、守ってもらうようにしましょう。

有害サイトのアクセス拒否やアプリのインストール制限などを自動でやってくれる、スマホ管理アプリの活用も有効です。子どもには正しい知識を身に着けてもらい、インターネットを活用しましょう。


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