
インターネットが当たり前に使われている現代では、出会い系サイトを経由して犯罪に巻き込まれるというケースは、珍しいことではありません。「私の子供に限って出会い系サイトなんて利用しない」と思っていると、知らない間に子供が大きな犯罪に巻き込まれているかもしれないので、注意が必要です。今回は、出会い系サイトで起こり得る犯罪やトラブルと、親が取るべき対策方法についてご紹介します。
出会い系サイトとは
警視庁によると、出会い系サイトとは以下4つの項目を全て満たすもののことを指します。
- 面識がない異性との出会いの場を提供しているサイト
- プロフィールや出会いたい異性の条件などが(会員制などを問わず)
インターネット上で閲覧できるサイト - 希望者同士が連絡を取り合える仕組みになっているサイト
- 運営者が法人、個人を問わず、反復継続されているもの
インターネット広告で見かける出会い系サイトだけでなく、会員登録が不要なものや個人運営のものまで、上記4つの条件に全て当てはまるものは、基本的に「出会い系サイト」だと定義されています。
出会い系サイトの利用で起こる可能性のある犯罪、トラブル
出会い系サイトによる児童犯罪で最も多いのが売春、買春行為です。子供がその場で売春行為を拒否したとしても、誘拐や性的暴行などの犯罪に巻き込まれるなど、出会い系サイトを利用することによって生まれるトラブルや犯罪はあります。また、児童(18歳未満)が出会い系サイトを利用すること自体も、犯罪だということも忘れてはいけません。
そのほか、最近では無料通話アプリやSNSでも同じような犯罪を含むトラブルが増えています。親は「自分の子供は例外だ」と考えず、こうした犯罪に子供が巻き込まれる可能性があることを認識しておかなくてはならないでしょう。
また、実際に異性に出会うといったサービスを利用しなくても、出会い系サイトにアクセスするだけで、ワンクリック詐欺や架空請求などの、金銭詐欺犯罪に巻き込まれることがあるため、注意が必要です。
子供のために親が取るべき対策とは
以上でご紹介したような犯罪、トラブルから子供を守るために、親はどのようなことができるのでしょうか。以下で、具体策を挙げて説明していきます。
1.フィルタリング設定をきちんと行う
フィルタリングとは、特定のサイトへのアクセスを制限する機能のことです。ほとんどの場合、携帯電話各社では申込みさえすれば、フィルタリング機能を利用することができます(ただし、携帯電話会社によって利用できる機能や料金は異なります)。子供に持たせる携帯電話やスマホには、出会い系サイトへアクセスができないようフィルタリング設定を行うようにしましょう。
2.出会い系サイトを利用してはいけないということを説明する
前述したとおり、未成年が出会い系サイトを利用することは犯罪です。児童が出会い系サイトを利用することによって起こる問題や危険をしっかり子供に理解してもらった上で、出会い系サイトを利用してはいけないということを、しっかりと説明するようにしましょう。
3.ワンクリック詐欺への対処法を教える
出会い系サイトを利用するつもりではなかったとしても、うっかり広告をクリックしてしまい、出会い系サイトにアクセスした結果、ワンクリック詐欺に引っかかってしまうこともあります。子供が万一ワンクリック詐欺に遭ってしまった場合には、請求を無視することや、必ず親に報告すること、相手の業者にこちらからコンタクトを取らないことといった対処法を教えておきましょう。
出会い系サイトは犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、アクセスしたり登録したりしないよう、しっかり指導するようにしてください。万が一出会い系サイトによるトラブルや犯罪に巻き込まれた場合や、何かしらの被害を受けた場合は、家族内で解決しようとするのではなく、最寄りの警察署の相談係または生活環境課に相談しましょう。
インターネットが当たり前に使われている現代では、出会い系サイトを経由して犯罪に巻き込まれるというケースは、珍しいことではありません。「私の子供に限って出会い系サイトなんて利用しない」と思っていると、知らない間に子供が大きな犯罪に巻き込まれているかもしれないので、注意が必要です。今回は、出会い系サイトで起こり得る犯罪やトラブルと、親が取るべき対策方法についてご紹介します。
出会い系サイトとは
警視庁によると、出会い系サイトとは以下4つの項目を全て満たすもののことを指します。
インターネット上で閲覧できるサイト
インターネット広告で見かける出会い系サイトだけでなく、会員登録が不要なものや個人運営のものまで、上記4つの条件に全て当てはまるものは、基本的に「出会い系サイト」だと定義されています。
出会い系サイトの利用で起こる可能性のある犯罪、トラブル
出会い系サイトによる児童犯罪で最も多いのが売春、買春行為です。子供がその場で売春行為を拒否したとしても、誘拐や性的暴行などの犯罪に巻き込まれるなど、出会い系サイトを利用することによって生まれるトラブルや犯罪はあります。また、児童(18歳未満)が出会い系サイトを利用すること自体も、犯罪だということも忘れてはいけません。
そのほか、最近では無料通話アプリやSNSでも同じような犯罪を含むトラブルが増えています。親は「自分の子供は例外だ」と考えず、こうした犯罪に子供が巻き込まれる可能性があることを認識しておかなくてはならないでしょう。
また、実際に異性に出会うといったサービスを利用しなくても、出会い系サイトにアクセスするだけで、ワンクリック詐欺や架空請求などの、金銭詐欺犯罪に巻き込まれることがあるため、注意が必要です。
子供のために親が取るべき対策とは
以上でご紹介したような犯罪、トラブルから子供を守るために、親はどのようなことができるのでしょうか。以下で、具体策を挙げて説明していきます。
1.フィルタリング設定をきちんと行う
フィルタリングとは、特定のサイトへのアクセスを制限する機能のことです。ほとんどの場合、携帯電話各社では申込みさえすれば、フィルタリング機能を利用することができます(ただし、携帯電話会社によって利用できる機能や料金は異なります)。子供に持たせる携帯電話やスマホには、出会い系サイトへアクセスができないようフィルタリング設定を行うようにしましょう。
2.出会い系サイトを利用してはいけないということを説明する
前述したとおり、未成年が出会い系サイトを利用することは犯罪です。児童が出会い系サイトを利用することによって起こる問題や危険をしっかり子供に理解してもらった上で、出会い系サイトを利用してはいけないということを、しっかりと説明するようにしましょう。
3.ワンクリック詐欺への対処法を教える
出会い系サイトを利用するつもりではなかったとしても、うっかり広告をクリックしてしまい、出会い系サイトにアクセスした結果、ワンクリック詐欺に引っかかってしまうこともあります。子供が万一ワンクリック詐欺に遭ってしまった場合には、請求を無視することや、必ず親に報告すること、相手の業者にこちらからコンタクトを取らないことといった対処法を教えておきましょう。
出会い系サイトは犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、アクセスしたり登録したりしないよう、しっかり指導するようにしてください。万が一出会い系サイトによるトラブルや犯罪に巻き込まれた場合や、何かしらの被害を受けた場合は、家族内で解決しようとするのではなく、最寄りの警察署の相談係または生活環境課に相談しましょう。