
肩こりがひどくなったり、原因不明の頭痛やめまいに悩まされたりしている場合、もしかするとスマホによる「ストレートネック」になっているかもしれません。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、実はスマホを使う現代人に、よく起こる症状だと言われています。今回は、ストレートネックとは何なのか、解消するためにはどのような対策をとれば良いのかをご説明していきます。
ストレートネックの概要と発症原因
ストレートネックとは、スマホを覗き込むような姿勢を続けることで、首の筋肉が凝り固まってしまい、本来は少し湾曲しているはずの頚椎が、まっすぐになってしまう症状のことです。
「まっすぐになる」というと、良いことのように思われるかもしれませんが、頚椎の湾曲は、本来頭の重さを支えるために必要な構造です。まっすぐになってしまうと、頭の重さが首に直接のしかかるため、継続的に首に大きな負担がかかることになり、頭痛や定期的なめまい、肩こりといった症状を引き起こす原因となってしまいます。
ストレートネックは、従来はパソコン作業をする人に多い症状でしたが、日常的にスマホを利用する方が増えたことで、スマホ利用者にもよく見られる症状となりました。
ストレートネックの症状とは
ストレートネックによって引き起こされる症状は、さまざまです。代表的なものとしては、前述した頭痛やめまい、肩こりなどが挙げられるでしょう。それ以外にも、吐き気や手の痺れといった症状や、ひどい場合は自律神経失調症を引き起こすこともあると言われています。
スマホを使用するときの正しい姿勢とは
ストレートネックを予防するのに大切なことは、正しい姿勢でスマホを扱うことです。スマホを覗き込むような、うつむいた姿勢や、背中を丸める姿勢(いわゆる猫背)は、ストレートネックを慢性化させる恐れがあります。
例えば、座ってスマホを扱う際には、椅子に深く腰掛け、背中をできるだけまっすぐにすることを意識して使用すると良いでしょう。立って使用する際には、必要以上にスマホを覗きこんだり、背中を丸める姿勢をしたりすることを、避けるようにしてください。
また、長時間同じ姿勢のままスマホを使い続けることも、姿勢を崩し、ストレートネックを引き起こす要因となります。定期的にスマホの使用を中断し、姿勢を変えることも大切です。
ストレートネックを緩和するためにストレッチを行おう
ストレートネックを緩和する簡単な対策として、ストレッチが挙げられます。固まった筋肉をほぐし、頚椎を本来のカーブに戻すためにも、定期的にストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。以下で、簡単なストレッチの手順を2種類ご紹介します。
◇立って行うストレッチ方法
- 大きく前ならえして、肩幅より少し広めに腕を広げます。
- そのまま壁に手のひらを付けます。
- 腕立てふせのように、ゆっくりと肘を曲げます。
- 腕を伸ばして上体を引き起こします。
- これを5回程度繰り返します。
◇寝転んで行うストレッチ方法
- 寝転んだ状態で、首のくぼみに巻いたタオルを入れます。
- 首を左右に10回ひねります。
- うなづくように、首を縦に10回動かします。
スマホによるストレートネックの予防策には、スマホを使いすぎないことや、姿勢を改善すること、定期的にストレッチを取り入れることなどがあります。どれも難しいことではないので、ストレートネックが悪化して体調に異常を来す前に、しっかりと対策していきましょう。
肩こりがひどくなったり、原因不明の頭痛やめまいに悩まされたりしている場合、もしかするとスマホによる「ストレートネック」になっているかもしれません。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、実はスマホを使う現代人に、よく起こる症状だと言われています。今回は、ストレートネックとは何なのか、解消するためにはどのような対策をとれば良いのかをご説明していきます。
ストレートネックの概要と発症原因
ストレートネックとは、スマホを覗き込むような姿勢を続けることで、首の筋肉が凝り固まってしまい、本来は少し湾曲しているはずの頚椎が、まっすぐになってしまう症状のことです。
「まっすぐになる」というと、良いことのように思われるかもしれませんが、頚椎の湾曲は、本来頭の重さを支えるために必要な構造です。まっすぐになってしまうと、頭の重さが首に直接のしかかるため、継続的に首に大きな負担がかかることになり、頭痛や定期的なめまい、肩こりといった症状を引き起こす原因となってしまいます。
ストレートネックは、従来はパソコン作業をする人に多い症状でしたが、日常的にスマホを利用する方が増えたことで、スマホ利用者にもよく見られる症状となりました。
ストレートネックの症状とは
ストレートネックによって引き起こされる症状は、さまざまです。代表的なものとしては、前述した頭痛やめまい、肩こりなどが挙げられるでしょう。それ以外にも、吐き気や手の痺れといった症状や、ひどい場合は自律神経失調症を引き起こすこともあると言われています。
スマホを使用するときの正しい姿勢とは
ストレートネックを予防するのに大切なことは、正しい姿勢でスマホを扱うことです。スマホを覗き込むような、うつむいた姿勢や、背中を丸める姿勢(いわゆる猫背)は、ストレートネックを慢性化させる恐れがあります。
例えば、座ってスマホを扱う際には、椅子に深く腰掛け、背中をできるだけまっすぐにすることを意識して使用すると良いでしょう。立って使用する際には、必要以上にスマホを覗きこんだり、背中を丸める姿勢をしたりすることを、避けるようにしてください。
また、長時間同じ姿勢のままスマホを使い続けることも、姿勢を崩し、ストレートネックを引き起こす要因となります。定期的にスマホの使用を中断し、姿勢を変えることも大切です。
ストレートネックを緩和するためにストレッチを行おう
ストレートネックを緩和する簡単な対策として、ストレッチが挙げられます。固まった筋肉をほぐし、頚椎を本来のカーブに戻すためにも、定期的にストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。以下で、簡単なストレッチの手順を2種類ご紹介します。
◇立って行うストレッチ方法
◇寝転んで行うストレッチ方法
スマホによるストレートネックの予防策には、スマホを使いすぎないことや、姿勢を改善すること、定期的にストレッチを取り入れることなどがあります。どれも難しいことではないので、ストレートネックが悪化して体調に異常を来す前に、しっかりと対策していきましょう。